「日本の魅力あるモノとサービスを世界に発信
伸び続ける海外需要をいかに取り込むか」大阪商工会議所にて
クールジャパン機構　代表太田伸之氏の講演より....... 心踊る司令官のセリフ

今回太田氏の講演は２回目だ。
約３０件に近い採択案件の説明は興味深いものだった。
３０００件の中から現在、２８事業なので１％という厳しいハードル。
アニメ、食品、食品加工、レストラン、インバウンド等、多岐に渡る。

いかにブランド化するかという切り口は非常に耳障りが良い話だった。
世界に誇れる弘前のリンゴの売り方や、シンガポールでの日本食フードタウンの松阪牛やお米の共同仕入れのお話、マレーシアジャパンモール（事業者：伊勢丹）での中華系の方の高所得者向けに販売される獺祭。 さらに日本人のソウルフードであり欧米豪にはばたくラーメンダイニング。
心が踊る内容の最後は以下で締められた。
クールジャパンと標榜するからには「高いけれどカッコいい」「おいしいから高い」と説明し、海外からの値引き要望に簡単に妥協しないで欲しいと。「日本企業がもうけてこそクール」と言い切る常に高みを目指す司令官のセリフは、決して妥協しない確固たるものだった。


中西理翔